2016年1月8日金曜日

研修は同じじゃない!

研修は同じじゃない!


同じテキスト、同じ教室、同じ講師、同じ時間で研修を実施したとします。
これ、同じ研修になるかというと・・・。
実は、同じにならないのです。

なぜかって?

こたえは、受講者が違うから。

ある、再受講の受講者は、ひとつとして同じ研修ではないと断言されました。
(最大5回も受講した方いらっしゃいます。違う所に気付きがあって面白いそうです)

受講者の組み合わせによって違う研修になるのです。
同じ研修でよかったらビデオ教材で十分です。

受講者の体験が重なって気付きが生まれる

受講者の人生においては、個別に違う体験をしているからです。
経験と経験が化学変化をおこして新たな気付きになるのです。

ちなみに、研修は、何回気付けるかが勝負です。
この気付きとは、違う視点を得られると言うことなので、同じものを見たとしても考えの幅が広くなります。

組織で必要とされる人財は連想力

風が吹いたら桶屋が儲かるじゃありませんが、風から桶と連想できるように遠くの現象まで気付く人は「人財」として重宝されます。

風が吹いたという現象を全員が体験します。
すると、気付きが少ない人は、今日は風が強いな・・・これで終わり。
たいていの人は、このレベルです。

研修を受けるとどうなるか。
ちょっと気付く人は、風が強いから、砂が舞い上がるな・・・。

もっと気付く人は、ここからたくさんの分岐があふれます。
砂ホコリを洗い流すため、風呂屋が儲かろうだろうという人。
風にあおられて、火事が多くなるのではないか? 
・・・ということは材木が売れるだろう。
材木が売れるということは、船や大八車を今のうちから用意するか・・・とか。

気付きがいくつ得られるかが研修の評価となる

こうして、気付きの広さや幅、深さを得られるのが研修の成果です。
もちろん、経験と経験の化学変化のたまものですから、なるべく多くの受講者が参加されるのが望ましい。

やろうとおもえば、東京フォーラムで600人の研修をさばいた事もありますから大人数もおまかせ下さい。
たぶん、会場さえ用意いただけるのなら、武道館や東京ドームだって、1万人だろうが5万人だろうが実施できます。
ただ、受講満足度を考えるのなら、60名程度を上限とした少人数が望ましい。
経験上、100人を超えると、もう、個別に顔が見えないのです。

話がそれましたね。
研修は、受講者同士の経験と経験の化学変化です。

だから、同じような環境を整えても組み合わせで、結果が違うのです。
そういえば、舞台俳優も同じようなことを言っていました。
舞台は、観客と役者が共同でつくっていくのだと。
観客が役者を応援してくれるから、実力以上の演技ができる。

講師も一緒です。
講師を受講者が乗せてしまえば、料金以上の成果を得られるのです。

でも、講師も実力を発揮しにくいことはあるのです。

しらけた受講者は個別に

講師のわがままを言わせてください。
講師としては、受講者、全員を盛り上げる様に努力しています。
これは、わたしの限らずどの講師も同じ事をしているでしょう。

ここで、困るのは、しらけた受講者の扱いです。
しらけた受講者は、全員しらけた受講者だけでまとめて受講して欲しいのです。

わたしは、リストラ対象の社員研修も実施経験あります。
ようするに「この研修でダメだと判断したら、あんたをリストラするよーん」という研修です。

実際実施してみると・・・。

研修では20名参加中、全員がリストラ対象から外れました。
リストラから一転、更生したのです。
心理学上のテクニックを使いまくったことは言うまでもありません。

混ぜるな! 危険

研修担当者は、こう考えたことはありませんか?
やる気のある人のなかに、しらけた人を入れると感化されて、やる気になるのでは?

その考えは、おおいにアリです。
ただ、成果が出ずにやる気のある人も成果が出せず悪くなることが多いです。

それは、お前の講師レベルが低いのだろう?

うう、そ、そこは、確かに、わたしの力不足を認めます。
もちろん、講師の受講者コントロールの責任です。

とはいえ、やる気のある人が集まっている研修なのに、しらけた人にジャマされるというのは、わざわざ予算を組んだ会社としてはどうなんでしょう?

やる気のある人の貴重な時間を潰して、しらけた人を救済するって、会社としてはおかしな方向じゃありませんか?

こんなこというと、講師の存在自体を批判されそうですけれど、あえて言います。

やる気のある人のパフォーマンスをもっと上げるため、しらけた人は研修対象から除きます。

大切な事なので、もう一度言います。

やる気のある人のパフォーマンスをもっと上げるため、しらけた人は研修対象から除きます。

もっとも、しらけた人は自分から研修に参加しようとも思わないので、放っておいて下さいということです。

研修では、もてあましている人のテコ入れはしない

結論から言いいます。
部内でもてあましている、しらけた人を、なんとかさせようとして上司が勝手に受講さないでください。

えー、なんといいますか。
カレーライスを作ろうとします。
肉を入れるときに、腐った肉を入れますか?

カレールー全部が食べられなくなりますよね。

ちょっと、カレーだと、たとえが悪いかも知れないです。
しらけた人ばかりを集めるのなら、更生できますからね。

でも、言いたいことは「やる気のある人としらけた人は研修では混ぜちゃいけない」のです。

年齢や性別、出身地の違い(外国含めて)はドンドン混ぜてかまいません。
その方が、いろいろな考え方を聞けるので気付きも増えるのです。

そうした点を考慮していただき、研修を計画されると受講者のパフォーマンスが上がること、おおいに請け合います。

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