2009年10月23日金曜日

これからは、IT技術者が不要になります。

そろそろ6年になるけれど、IT教育はダメですと言い続けている。

だから、ITそのものの教育ではなくて、ちょこっとずらさなきゃいけない。

わたしはビジネス面から見たIT活用というちょっとずらした方面からアプローチしています。

これが、IT技術者から見ると気持ち悪いらしくて、浮いています。

テクノロジーを正確に伝えるとなると、膨大な説明が必要です。

でも、そんなモノは不要なのです。

何ができるかが重要であって、どうなっているかは必要ない。

テレビを見たいという人に、テレビの構造を説明しているのが今のIT教育なわけです。

一方、IT教育は化粧品や健康食品とおんなじ。

なんだか、理解不能の単語をならべて、これを飲まないと老化しますとか、モテ子になりませんよと脅す。

ナノコロイドとか、ヒアルロン酸とかポリフェノールにCQ10なんか、誰が説明できるの?

IT系では、ちょいと前は、Web2.0やらCRMやらEAやらSOAやら導入しないと、アナタの会社ヤバイですよと脅す。

そんなことをずっと繰り返して今まで来ている。

で、現在は仮想化技術にクラウド化が熱いわけ。

これを、教育コースに組み込むとお客さんが集まる。

さて、この技術、両者とも社内のサーバーを減らす技術です。
これは、異論ありませんね。
IT技術者の方。

さて、サーバーの数がどんどん増えて、ブレード化してラックに組こませざるを得なかった時代は、多くの技術者を養成する必要があります。

1990年代NetwareにWindows NTが出現したときには、IT教育産業はものすごく潤いました。
何しろ技術者が大量に必要だから。

そして、インターネットの出現で、ルータの設定などが必須となりネットワーク技術者がますます必要になる。

そんなときに仮想化とクラウドが出現するとどうなりますか?

繰り返しますが、この技術は、サーバーの数を減らす技術です。

サーバーが減ると、担当する技術者が減ります。

すると、IT教育を受ける技術者が減ります。

だらか、マイクロソフトの定期コースを実施している会社は苦しくなっていませんか?

マイクロソフトの資格取得(MCP キャリアアップ キャンペーンなど)も割引しなければ、ならないのはなぜですか?

仮想化クラウド化してしまえば、技術者が大幅にいらなくなります。

割引だとか何とか甘い言葉で誘って今のうちに資格を取らせてしまわないと、IT技術者教育ベンダもテストセンターも商売あがったりになるからです。

でも、焼け石に水でIT技術者の活躍する場は減ります。

では、すでに会社で活躍しているIT技術者は、次のキャリア設計をどうすればよいでしょうか?

え? シスコのネットワークの資格を取得する?

いえいえ、他の技術も同じ。

いくらネットワークの資格を取ろうとしても無駄です。

LTEやWiMaxが出現すれば、オフィスにネットワーク配線をする必要はなくなります。
限定的なセキュアなネットワークと地下を除いて。

どうですか?

IT技術者は、クラウドインフラを提供する会社や通信キャリヤ会社を除いて不要になるのです。

運転免許センター前にたくさんあった代書屋さんが、書類簡素化にともなって無くなったように。

そんなわけで、ITを中心に見のではなくて、ビジネスのどこにITを使えば効率的なのか。
あるいは、逆に考えて、今までITでやっていることを手作業にした方が、より効果的ではないかと疑う目が必要なわけですよ。

ITを技術から見のではなくて、ビジネスからITを見ようというアプローチをしなければ、ますます苦しくなります。


一部、気が付いている会社がわたしのセミナーを依頼していますが、ほとんどの会社は受け入れて貰えません。

手遅れになる前に、何とかしたいものです。

もしも、『手遅れ前』に、興味があれば、創客営業研究所にご連絡下さい。

ソウキャクエイギョウケンキュウショ
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お仕事(研修や経営コンサル)のご依頼、ご相談、お待ちしております。

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